ポール・マッカートニー

ポール・マッカートニー本人による『McCartney III』全収録曲についてのコメント

ポール・マッカートニーの『McCartney III』がリリースされてから数日後の12月23日、NMEのウェブサイトにアルバム全収録曲についてポール本人が語ったコメントが掲載された。 各曲について、その制作経緯や背景を率直に語ってくれている。 www.nme.com 以下…

ポール・マッカートニーが一流ベーシストであることを再発見できる『Abbey Road』の抽出音源

間もなくリリースから50周年を迎え、デラックスエディションのリリースも決まっているザ・ビートルズの『Abbey Road』。 このアルバムの収録曲のベーストラックを抽出した音源をYouTubeで聴くことができる。 やはりポール・マッカートニーが超一流のベーシス…

ポール・マッカートニー 2018年10月31日@東京ドーム セットリスト(および演奏楽器)

// ポール・マッカートニー「Freshen Up ジャパン・ツアー」が東京ドーム公演で幕を開けた。 セットリストは以下の通り。 ()内はポールの使用楽器。「※」はホーンセクションが参加した曲。 A Hard Day’s Night(ヘフナー・ベース) Hi, Hi, Hi(ヘフナー・…

詩人アレン・ギンズバーグとポール・マッカートニーのコラボレーション「The Ballad of the Skeletons」とは?

// アメリカの詩人アレン・ギンズバーグは、私たちロックファンにとってはボブ・ディランとの関連でもっともよく耳にする名前である。 しかしギンズバーグは死の直前、ポール・マッカートニーとコラボしたことがあった。 ギンズバーグは文学や政治については…

ポール・マッカートニーを支える4人のバンドメンバーが語る「ポールとの共演」

// ポール・マッカートニーが今でも間違いなく現役であり続ける理由の一つに、超一流のミュージシャンで構成されるバンドの存在があると思う。 2000年代初頭にこのバンドが始まったばかりの頃は、ポール・ウィッケンズ(ウィックス)以外の3人は新顔であり、…

ひとりで電車に乗り、過去のヒット曲をやり続けるポール・マッカートニー セットリストの選曲について語る

// 4月の来日公演の記憶も新しいポール・マッカートニー。 先日はロンドン発の電車に1人で乗っているところを目撃され、メディアで話題となった。 確かに、リラックスした様子のポールがいる。 新聞を読んでいたポールは途中で旧式のノキアの携帯を取り出し…

ポール・マッカートニー 2017年4月27日@東京ドーム セットリスト(および演奏楽器)

// ポール・マッカートニー「One on One ジャパン・ツアー」東京ドーム公演初日のセットリストは以下の通り。 ()内はポールの使用楽器。 A Hard Day’s Night(ヘフナー・ベース) Junior’s Farm(ヘフナー・ベース) Can’t Buy Me Love(ヘフナー・ベース…

ポール・マッカートニー 2017年4月25日@日本武道館 セットリスト(および演奏楽器)

// ポール・マッカートニーの「One On One ジャパン・ツアー」が4月25日の日本武道館公演で開幕した。 セットリストは以下の通り。 () 内はポールの使用楽器。 A Hard Day's Night(ヘフナー・ベース) Jet(ヘフナー・ベース) Drive My Car(ヘフナー・…

ローリング・ストーンズ、ボブ・ディラン、ポール・マッカートニーが登場するフェスが実現へ

2016年4月は、ボブ・ディラン、ブライアン・ウィルソン、エリック・クラプトンが同じタイミングで来日公演を行い、私たち日本のロックファンにとってまさに夢のような時間であった。 しかし半年後の10月には、カリフォルニアでさらに夢のような週末が実現す…

ポール・マッカートニーがスティーヴィー・ワンダーと出会ったクラブ「スコッチ・オブ・セントジェームズ」

今から50年前の1966年2月3日、ポール・マッカートニーはロンドンのウェストミンスターにある「スコッチ・オブ・セントジェームズ」というクラブにいた。 そこではアメリカから来たモータウンの歌手が出演しており、彼の年齢はわずか15歳であった。 この写真…

ビートルズ『ラバー・ソウル』50周年 ジョージとポールの使用楽器を追いかける

1965年6月中旬、ザ・ビートルズはアルバム『Help!』のレコーディングを終えるとそのままスペイン、フランス、イタリアなどをまわるヨーロッパツアーを開始、ついでイギリスのブラックプールでのコンサート、そして8月にはアメリカやカナダなどをまわる北米ツ…

ポール・マッカートニー 80年代の名盤『Tug of War』と『Pipes of Peace』をリイシュー

2015年10月2日、ポール・マッカートニーは『Tug of War』と『Pipes of Peace』をリイシューする。 この2枚はポールの1980年代を代表する名盤であり、それぞれ1982年、83年と続けてリリースされた。 当初のポール本人の意志としては、これらを2枚組みにしてダ…

エルヴィス・ミーツ・ザ・ビートルズ その歴史的「会談」の様子

// 今から50年前の1965年8月27日、全米ツアーの最中であったザ・ビートルズの4人は、ビヴァリー・ヒルズにあるエルヴィス・プレスリー邸を訪ねた。 ロックの2大巨頭が一堂に会した、最初にして最後の面会であった。 この世紀の面会にあたり、録音や録画など…

ビートルズ 『Help!』 50周年 “4人はアイドル”からアーティストへの発展

1965年7月、ザ・ビートルズ2本目の主演映画『Help!』が公開された。続いて翌8月、5枚目のアルバム『Help!』がリリースされる。 『Help!』が公開された当時、前作『A Hard Day's Night』に比べると「内容がくだらない」「はしゃぎすぎ」などという厳しい声も…

ポール・マッカートニー『Twin Freaks』とエレクトロニカ・サウンド

今から10年前の2005年6月、ポール・マッカートニーはアルバム『Twin Freaks』をリリースした。 正確にはポール・マッカートニーと「フリーランス・ヘルレイザー」と名乗るDJとのコラボレーションである。 【ブートレッグDJとのコラボレーション】 このフリー…

ウィングス『ヴィーナス・アンド・マース』と幻の1975年日本公演

(http://www.rollingstone.com/music/albumreviews/venus-mars-20010503) 1975年5月27日、ウィングスは『Venus and Mars』をリリースした。 ウィングスとしては4枚目、ポール・マッカートニーによるビートルズ後のアルバムとしては6枚目のスタジオアルバム…

ポール・マッカートニーと「ライヴ・アット・ブドーカン」というイベントの歴史

View image | gettyimages.com 先日ポール・マッカートニーがビートルズ来日公演以来49年ぶりに日本武道館でライヴを行った。 これは日本のみならず、世界の音楽ファンの間でも特別な記念すべきイベントとして受け取られているようである。 多くのメディアで…

ポール・マッカートニー武道館公演 イギリスの音楽雑誌が「Another Girl」の世界初演奏を報じる

// イギリスの音楽雑誌『NME』(New Musical Express)はポール・マッカートニーの日本武道館公演を早くも取り上げ、「Another Girl」をライヴで世界初披露したことを報じている。 またこの武道館公演についてのポールのコメントも載っており、「日本でやっ…

ポール・マッカートニー 2015年4月28日@日本武道館 セットリスト(および演奏楽器)

// ついに実現したポール・マッカートニーの日本武道館公演。これをもってポールの「Out There Japan Tour 2015」は幕を閉じた。 セットリストは以下の通り。カッコ内はポールの演奏楽器。 1. Can't Buy Me Love(ヘフナー・ベース) 2. Save Us(ヘフナー・…

ポール・マッカートニー 2015年4月23日@東京ドーム セットリスト(および演奏楽器)

// ポール・マッカートニー、約1年半ぶり、5回目の日本公演。 その東京公演が4月23日から東京ドームで開始された。 4月23日のセットリストは以下の通り。カッコ内はポールの演奏楽器。 1. Magical Mystery Tour(ヘフナー・ベース) 2. Save Us(ヘフナー・…

ポール・マッカートニー来日 英国の大衆紙が伝える日本での歓迎

2015年4月20日朝、ポール・マッカートニーは日本に到着した。 このニュースは本国イギリスの一部メディアでも報道されており、大衆紙「The Daily Mail」は数多くの写真とともに、日本のファンによる大歓迎を紹介している。 なおこの記事では、4月28日に行わ…

ポール・マッカートニーのパーソナル・アシスタントが語るポールの使用楽器 (2013年来日公演でのインタビュー)

現在来日中のポール・マッカートニー。 彼が2013年11月に来日した際、イギリスの新聞「The Daily Telegraph」紙が東京ドームの控え室で取材を行い、ポールについての特集記事を掲載した。 その記事には、ポールのパーソナル・アシスタントと楽器のローディー…

ポール・マッカートニー死亡説とレンズ豆スープ

最近も話題になったが、1969年に「ポール・マッカートニー死亡説」がまことしやかに流れたことがあった。 (http://www.starsandstories.com/21-of-historys-greatest-hoaxes/) 今となればすべて無理やり作り上げられたような話ばかりだが、当時のファンや…

ジョン・レノン『ロックン・ロール』 ポールもカヴァーしている収録曲3曲について

ジョン・レノンのアルバム『ロックン・ロール』は1975年2月にリリースされた。 ビートルズの「Come Together」がチャック・ベリーの「You Can't Catch Me」の盗作だとされ、その出版権を持つモリス・レヴィが訴えを起こした。 最終的には和解による告訴取り…

ポール・マッカートニー  “I’m going back to Japan next year”

「ポール・マッカートニー:僕はウィルスにやられてから一週間に14ポンドも痩せてしまった」と題されたインタビュー記事が、2014年12月4日のイギリスの新聞「Daily Mirror」のウェブサイトに掲載された。 <a href="http://www.mirror…

ポール・マッカートニーが選ぶ 無人島に持って行くレコード

ポール・マッカートニーが1982年1月にイギリス・BBCの番組に出演し、「無人島に持ってい行くならどのレコード?」という興味深い質問に答えている。 全8曲には、エルヴィス・プレスリーなどの50年代のロックン・ロールのみならず、ジョンレノンの曲や自身の…

ポール・マッカートニー 「エピフォン・テキサン 1964年モデル」について語る その3

(「ポール・マッカートニー 「エピフォン・テキサン 1964年モデル」について語る その2 - ロックの歴史を追いかける」から続く) 【父親の演奏していた音楽】 僕の親父がやっていた音楽はスキッフルでも、ブルースでも、ロックンロールでもなかった。僕が…

ポール・マッカートニー 「エピフォン・テキサン 1964年モデル」について語る その2

(「ポール・マッカートニー 「エピフォン・テキサン 1964年モデル」について語る その1 - ロックの歴史を追いかける」から続く) 【「イエスタデイ」などのフィンガーピッキング奏法】 みんな僕が正しいフィンガーピッキング奏法を身につけていると思って…

ポール・マッカートニー 「エピフォン・テキサン 1964年モデル」について語る その1

ポール・マッカートニーが今でも「イエスタデイ」を歌うときに演奏するアコースティック・ギター「エピフォン・テキサン 1964年モデル」。2004年にその完全レプリカである「ポール・マッカートニー・モデル」が製造され、限定発売された。 その時に行ったイ…

ポール・マッカートニーのルーツを探る 「カンザス・シティ」

ポール・マッカートニーが1988年に旧ソビエト連邦でリリースした『バック・イン・ザ・USSR』の一曲目は、ビートルズ時代にもカバーしていた「Kansas City」である。 もともとはロサンゼルス出身の二人の青年、ジェリー・リーバーとマイク・ストローラーによ…