ポール・マッカートニー 2017年4月25日@日本武道館 セットリスト(および演奏楽器)
ポール・マッカートニーの「One On One ジャパン・ツアー」が4月25日の日本武道館公演で開幕した。
セットリストは以下の通り。
() 内はポールの使用楽器。
- A Hard Day's Night(ヘフナー・ベース)
- Jet(ヘフナー・ベース)
- Drive My Car(ヘフナー・ベース)
- Junior’s Farm(ヘフナー・ベース)
- Let Me Roll It~Foxy Lady(レスポール・デラックス)
- I’ve Got a Feeling(レスポール・デラックス)
- My Valentine(ピアノ)
- 1985(ピアノ)
- Maybe I’m Amazed(ピアノ)
- We Can Work It Out(マーティン・アコースティック)
- Every Night(マーティン・アコースティック)
- In Spite of All the Danger(マーティン・アコースティック)
- Love Me Do(マーティン・アコースティック)
- Blackbird(マーティン・アコースティック、ポールのソロ)
- Here Today(マーティン・アコースティック、ポールのソロ)
- Queenie Eye(マジック・ピアノ)
- Lady Madonna(マジック・ピアノ)
- I Wanna Be Your Man(ヘフナー・ベース)
- Magical Mystery Tour(ヘフナー・ベース)
- Being for the Benefit of Mr. Kite!(ヘフナー・ベース)
- Ob-La-Di, Ob-La-Da(ヘフナー・ベース)
- Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band (Reprise)(ヘフナー・ベース)
- Back in the U.S.S.R.(ヘフナー・ベース)
- Let It Be(ピアノ)
- Live and Let Die(ピアノ)
- Hey Jude(マジック・ピアノ)
[アンコール]
2013年以来、私たちは2年ごとにポールをライヴで見てきたことになる。
ポールはちょうど2年前の4月にこの武道館で「Out There ジャパン・ツアー」を終了させている。
2015年が最初で最後の武道館公演かと(勝手に)思っていたが、今回は武道館公演で一連の日本公演がスタートした。
一部では今回の武道館公演のチケットの売れ行きを懸念する声もあったが、開演直前にはここまで座席が埋まっており、満席になっていた。
高額チケットについては賛否両論あり、私も正直言って購入を躊躇した。
しかしポールの武道館公演については「昔ビートルズだった人が日本に来たから、とりあえず見に来た」という人はおそらくいなかったであろう。
最高で10万円のチケットを買ってでも実際にポールを目の前で聴きたいと願う、本当のファンの集まりとなったはずである。
そいうファンの方々と一緒にポールを聴くことができたのは、貴重な経験であった。
また今回は2回目ということもあり、武道館という(ポールのコンサートにしては)コンパクトな空間でライヴを楽しむことに、ポール本人も、そして私たち聴衆も一種の余裕があった。
「Blackbird」で演奏をミスったときも、ポールはそれを軽く笑いにし、私たち観客もまた笑いと手拍子で盛り上げるという一幕もあった。
「In Spite of All the Danger」の紹介では「The Beatles」をあえてカタカナ読みし、客席全体が大いに盛り上がった。
スタジアム級のコンサートでは感じられない、ステージと客席とのインタラクティヴな盛り上がりのある温かい2時間だったと思う。