ジミー・ペイジ 間もなく来日 2014年9月のインタビュー
ファッション・ブランド「ジョン・バルベイトス」が2014年9月始め、英ロンドンにブティックをオープンした。
そこにはこのブランドのキャンペーンに参加した、超大物ロック・スターたちが現れた。
出典:John Varvatos Rocks London - Parties - Eye - WWD.com
この時ジミー・ペイジが応じたインタビューがYouTubeの「Red Carpet News TV」で見ることができる。
今回の来日で握手会が行われるペイジ自身の写真集についても語っている。
以下、その和訳を掲載する。
(ジョン・バルベイトスのロンドン店オープンについて)
楽しみにしている。
ジョン(・バルベイトス)がロンドンにブティックを開きたいと数年前に聞いた。
今回こうやって実現したのは、とてもうれしい。
様子をみても、とてもカッコいいじゃないか。彼はいい仕事をしたよ。
(今回発売される写真集について)
自叙伝のようなものだ。
写真集と言うより写真の載っている著作という扱いだ。
最初の写真は、私は教会の聖歌隊にいた時の写真だ(笑)
でも私はいつもギターを弾いていたから、落第だったよ。
そこから始まって今年のバークリー音楽大学(での名誉学位授与)まで掲載されている。
この本が出版されてとてもうれしい。
自分のキャリアをステップ・バイ・ステップで表した本を作る人はいないからね。
この本はそういう本だ。
ファッションが50年代,60年代,70年代,80年代,90年代とずっと変わっていくのがわかるだろう。
ギターも変わってきた。バンドも変わってきた。
とても興味深い内容になっているよ。
自分にとっては特別な思い出だから、あるものは全部載せた。
もっと大事なことは、何と言っても、ラジオやレコードで聞いた音楽、つまりロックンロールに魅了された子供だったことだ。
今でもそれに魅了されていて、ギターを弾いているんだ。
1950年代に、若くて反逆的な人たちがやっていたロックンロールだ。
エルヴィス・プレスリーなどは、みんなに知られていなかった白人の音楽と黒人の音楽を組み合わせ、若い人たちに歌って聞かせた。
物議を醸すことだったが、彼はやり遂げたのだ。
バディ・ホリー、ジーン・ヴィンセント、チャック・ベリーたちはみんな、その時の若者が共感できる歌詞を歌にのせて伝えた。
それは社会全体の変化だった。
過去何年にもわたってロックンロールは確立してきた。
これはみんなのDNAに組み込まれているんだと思う。
とてもいいことだ。
(「Stairway to Heaven」などを書いたとき、これらの曲が永遠に生き続ける名曲になるという感覚はありましたか?)
なかった。
しかしレッド・ツェッペリンは、どんなことでもかなりの量の仕事をこなしたし、情熱と積極性で取り組んだ。
もちろん、バンドの初期のころは、将来自分が、まさに今やっているように、レッド・ツェッペリンの話をしているだろうとは考えなかった。
しかし1980年にグループが解散して以来、新しいミュージシャンがレッド・ツェッペリンの曲を聴いている。
単に10年や15年に一度ブームが訪れるだけじゃないのだ。
レッド・ツェッペリンのスタジオ録音やアウトテイクのリリースがある。
すでに3枚出しているし、さらに2枚リリースされる。
また、すでにO2アリーナで一度コンサートをやっている。
しかし私の立場では(レッド・ツェッペリンについては)これ以上のことは言えない。
私は来年また演奏活動を始める。
長いマラソンのような仕事から解放されたからね。
来年演奏する予定はある。
今その準備を個人的にしているところで、今はまさにそれに取り掛かる時なんだ。
それ以外のことは言えない。
(ファンへのメッセージ)
いつも応援してくれてどうもありがとう。
皆さんのおかげです。
私はとてもうれしく思っています。