エアロスミス 『飛べ!エアロスミス』 40周年 あらためて復習する7つの事実

エアロスミスの『飛べ!エアロスミス』(原題:Get Your Wings)は今から40年前の1974年3月にリリースされた。

彼らにとって前年にリリースされたデビュー・アルバム『エアロスミス』に続く2枚目のアルバムとなる。

今日はこのアルバムに関する7つの事実を、あらためて見てゆきたい。

  1. 録音は1973年12月から1974年1月までの約1ヶ月間、ニューヨークにある「レコード・プラント・スタジオ」で行われた。
  2. このアルバムよりジャック・ダグラスがプロデュースを担当。彼はその後1977年リリースの『Draw the Line』まで4枚連続でエアロスミスのアルバム・プロデュースをすることになる。
  3. このアルバムからは3曲がシングル・カットされているが、どの曲もチャートでは振るわなかった。
  4. アルバム自体もビルボード・アルバムチャートで最高74位と、華々しい成績は残せていない。
  5. 「Same Old Song and Dance」では最初「Got you with the cocaine, found with your gun(お前がコカインを持っているところを捕らえた/銃を持っているところを見つけた)」という歌詞がつけられていたが、シングル・バージョンをレコーディングするに当たり「You shady looking loser, you played with my gun(お前は見た目のうす暗い負け犬/自分の銃で遊んでいた)」に変更されている。
  6. 「S.O.S. (Too Bad)」は、現在は”パンクロックの走り”と評価されている。
  7. 「Train Kept A-Rollin'」はタイニー・ブラッドショーによる1951年の作で、1965年にはヤードバーズもカバーしている曲である。エアロスミスのバージョンは、このヤードバーズのカバーバージョンを元に作られている。なお曲の途中に聞こえる観客の歓声は、ジョージ・ハリスンの『バングラデシュのコンサート』の歓声を使ったといわれている。

Get Your Wings