リンゴ・スター 75歳を祝う
リンゴ・スターは7月7日、75歳の誕生日を迎えた。
ハリウッドで行われたセレブレーションは、正午を目の前にした11時45分に開始され、映画監督のデイヴィッド・リンチやイーグルスのギタリストであるジョー・ウォルシュらが祝福に駆け付けた。
またリンゴの妻バーバラ・バックやその妹のマージョリーも現れた。
ポール・マッカートニーは姿を見せなかったが、ジョン、ポール、ジョージそれぞれのオフィシャル・ツイッターからリンゴにバースデー・メッセージが送られている。
【Peace & Love】
リンゴはこのバースデーにあわせ「#PEACEANDLOVE」キャンペーンを行った。自身の公式ウェブサイトでも、このキャンペーンへの参加を呼び掛けていた。
7月7日の誕生日に、リンゴのキャッチフレーズである「peace and love」をみんなでシェアするというイベントは「偶然始まった」という。
ラッキーだったんだよ。ある人に「誕生日に何をしたいですか?」と聞かれたから、 7月7日にの正午にみんなが「peace and love」っていうのを聞きたい、と答えたんだ。
これがきっかけで、10年前の65歳の誕生日以来、7月7日の正午にはみんなで「peace and love」をシェアすることになったという。
【リンゴはビートルズ回想録を書くのか?】
「僕は書くつもりはないよ」とリンゴはあらためて語っている。
「僕はレコードの上で話をするんだ。最新アルバム(『Postcards From Paradise 』)に入っている曲で、リバプール時代、ロリー・ストーム・アンド・ハリケーンズ(ビートルズ加入前に在籍したバンド)時代、そしてビートルズ時代について歌っているのがある。あれが僕が過去を振り返るやり方なんだ」
「だから本を書くために机に向かうようなことはしないよ。本を書きたがる人がいるけど、僕には関係ないように感じるね。」
もちろんこれはビートルズに関する回想録を書く可能性を否定しただけである。
2014年には『タコくんのおにわ 「オクトパス・ガーデン」 OCTOPUS'S GARDEN 』と題された子供向けの本を出版している。
【ジョー・ウォルシュからの祝辞】
リンゴの義理の兄弟でもあるジョー・ウォルシュからの祝辞がユーモアたっぷりで印象的であった。
ハイスクール1年生の時だった。ビートルズのアルバムがリリースされ、私はベッドルームに閉じこもって何度も聴いた。
若い諸君、あのころはアルバムにはジャケットがあって、レコードは丸くて大きかったんだぞ。
私はそのアルバムジャケットを何度も読み、ドラムパートを聴いたものだ。
いつかビートルズの一人に会いたい、とすごく願っていたんだ。
今日はリンゴの75歳のバースデー、でも彼は35歳くらいの若さだ!