読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ボブ・ディラン

ボブ・ディランと3人の文豪たちの関係 ランボー、ギンズバーグ、トルストイ

ディランは詩や小説を読みこなし、そのエッセンスを自分の歌詞に取り入れてきた。 ディランの愛読書としてとくに知られているのは、ウッディ・ガスリーの自伝『Bound for Glory(栄光への途上)』、ジャック・ケルアックの小説『On the Road(路上)』、そし…

監督D・A・ペネベイカーが語るボブ・ディランと『Dont Look Back』 「この男は自分自身を生み出そうとしている」

D・A・ペネベイカーは1925年7月生まれ。今年で91歳。 現在でもコンスタントに作品を発表し続けており、最新作は『Unlocking the Cage』という動物福祉をテーマとしたドキュメンタリー映画で、2016年1月に公開された。 彼が監督を務めたボブ・ディランの『Don…

ボブ・ディランのノーベル文学賞受賞を(文学界への理解を示しつつも)冷静に援護したい

「厳しい批評家たちがボブ・ディランのノーベル賞受賞を批判」(New York Post) ボブ・ディランが2016年のノーベル文学賞を受賞したことで、文学界から一部批判が出ていると報道されている。 自然科学分野の功績に比べると、文学での功績というのは主観的な…

ローリング・ストーンズ、ボブ・ディラン、ポール・マッカートニーが登場するフェスが実現へ

2016年4月は、ボブ・ディラン、ブライアン・ウィルソン、エリック・クラプトンが同じタイミングで来日公演を行い、私たち日本のロックファンにとってまさに夢のような時間であった。 しかし半年後の10月には、カリフォルニアでさらに夢のような週末が実現す…

ボブ・ディランがライヴでカヴァーするシナトラ・ナンバー そのオリジナル・ヴァージョンを追いかける

(1995年、フランク・シナトラ80歳のバースデーにて) フランク・シナトラは1991年3月に来日し、横浜アリーナでコンサートを行っている。その時シナトラは75歳であった。 それからちょうど四半世紀を経た今、まもなく75歳になるボブ・ディランが日本でシナト…

ボブ・ディラン 2016年4月4日@Bunkamura オーチャード・ホール キャリアを振り返らない「本物の現役」

ボブ・ディランの2016年日本公演がスタートした。 初日の東京公演はBunkamura オーチャード・ホールで行われた。 前回2014年の来日公演同様、二部構成で間に20分の休憩をはさむ。 セットリストは以下の通り。 <第一部> 1. Things Have Changed 2. She Belo…

ボブ・ディラン with トム・ペティ&ザ・ハートブレーカーズ 来日公演から30年 「キャリアのどん底にいた」

ボブ・ディランは2016年4月、丸々一か月日本に滞在し、全16公演を行う。 そのディランは、今からちょうど30年前の1986年3月にも日本にいた。 トム・ペティ&ザ・ハートブレーカーズとともに「True Confessions Tour」を行っている最中で、日本にも立ち寄り4…

ボブ・ディラン60年代最後のツアー ファッションや楽器にもあらわれたその「変貌」

1966年2月4日、ボブ・ディランはアメリカのケンタッキー州からライヴツアーを開始した。 北米、ハワイ、オーストラリア、ヨーロッパと5月末まで続くワールドツアーの始まりである。 このツアーがディランにとって、アコースティックとエレキの両セットを聴か…

ボブ・ディラン『Desire』40周年 ヴァイオリニスト スカーレット・リヴェラが語るレコーディングの様子

1976年1月、ボブ・ディランは『Desire』をリリースした。 冒頭の「Hurricane」を始め、このアルバムの収録曲には美しいヴァイオリンがフィーチャーされており、全体に独自の印象を与える大きな役割を果たしている。 このヴァイオリンを担当したのはスカーレ…

ボブ・ディラン『Highway 61 Revisited』のプロデューサー、ボブ・ジョンストン氏死去

1965年8月、ボブ・ディランは『Highway 61 Revisited』をリリースした。 奇しくもそのちょうど50年後にあたる2015年8月、このアルバムをプロデュースしたボブ・ジョンストンが死去した。享年83歳。 【ボブ・ジョンストンという人物】 ジョンストンはもともと…

ボブ・ディラン 1965年英国ツアーと「Like a Rolling Stone」

今から50年前、ボブ・ディランはまさにロックの歴史を創っている最中であった。 1965年4月、ディランはイギリスに渡り、シェフィールドから全英ツアーを開始した。 翌5月の始めにかけてリヴァプール、レスター、バーミンガム、ニューキャッスル、マンチェス…

ポール・マッカートニーと「ライヴ・アット・ブドーカン」というイベントの歴史

View image | gettyimages.com 先日ポール・マッカートニーがビートルズ来日公演以来49年ぶりに日本武道館でライヴを行った。 これは日本のみならず、世界の音楽ファンの間でも特別な記念すべきイベントとして受け取られているようである。 多くのメディアで…

ビーチ・ボーイズとボブ・ディラン レコードの片面に表れた新しい方向性

今から半世紀前の1965年3月。 アメリカの二組のアーティストが、それぞれ自分たちの音楽の新たな方向性を「レコードの片面」のみに収録するというやり方で表していた。 世間やレコード会社からの「求められるイメージ」との戦いのようなものが、そこに見える…

レッド・ツェッペリン「In My Time of Dying」に至る歴史

// レッド・ツェッペリンは1975年2月24日、通算6枚目のスタジオ・アルバム『フィジカル・グラフィティ』をリリースした。 それからちょうど40年後の2015年2月24日に、リマスター盤がリリースされる。 このアルバムは、レッド・ツェッペリンのスタジオ・アル…

ジョン・レノン『ロックン・ロール』 ポールもカヴァーしている収録曲3曲について

ジョン・レノンのアルバム『ロックン・ロール』は1975年2月にリリースされた。 ビートルズの「Come Together」がチャック・ベリーの「You Can't Catch Me」の盗作だとされ、その出版権を持つモリス・レヴィが訴えを起こした。 最終的には和解による告訴取り…

ロニー・ウッドによるボブ・ディランの肖像画 イギリスのギャラリーで公開

ロニー・ウッドが画家としても一流の腕を持っていることは良く知られている。 このたび彼の描いたボブ・ディランの肖像画が、イギリスのボーンマスにあるギャラリーで公開されている。 このディラン像は、今後随時発表される一連の肖像画連作「レジェンド・…

ボブ・ディラン 『シャドウズ・イン・ザ・ナイト』リリースに先駆けて行われたインタビュー

この「AARP」という雑誌に、ボブ・ディランの約3年ぶりのインタビューが掲載された。 まもなくリリースされるニュー・アルバム『シャドウズ・イン・ザ・ナイト』のプロモーションのために行ったものである。 シャドウズ・イン・ザ・ナイト このアルバムはす…

ボブ・ディラン『血の轍』 リリースにいたるまでの紆余曲折

ボブ・ディランの最高傑作(の一つ)と言われる『Blood on the Tracks(血の轍)』は1975年1月20日にリリースされた。 スタジオアルバムとしては1年ぶり、ディラン15枚目のスタジオアルバムとなる。 ちょうど一年前の1974年1月にはザ・バンドとのアルバム『P…

ボブ・ディラン ニューアルバム『シャドウズ・イン・ザ・ナイト』 収録曲について予習しよう

ボブ・ディランの『テンペスト』以来のアルバムとなる『シャドウズ・イン・ザ・ナイト』が、2015年2月4日にリリースされることが発表になった。 収録曲目を見る限り、このアルバムはいわゆるスタンダード・ナンバーと呼ばれるジャズやポピュラー・ミュージッ…

ボブ・ディランのもう一つの顔 「造形アーティスト」としてのディラン

ボブ・ディランがシンガー・ソングライターのみならず、画家として個展を開いたり画集を出版したりしていることは有名である。 あまり知られていないもう一つの顔として、鉄鋼材を溶接して造形アートを創るということもやっているのである。 すでに一年前に…

【アーティストと猫】 ボブ・ディラン

ボブ・ディラン スタンダード曲「Full Moon and Empty Arms」をHPで公開 今年後半にニュー・アルバムも

本日5月14日は、フランク・シナトラの命日である(1998年没)。 ボブ・ディランが彼の命日にあわせるように、シナトラが歌った「Full Moon and Empty Arms」のカバー・バージョンを、自身のホームページにアップした。 ボブ・ディランによるバージョン。 Ful…

ボブ・ディラン「Like a Rolling Stone」の手書き歌詞 オークションに出される

ボブ・ディランの代表曲「Like a Rolling Stone」の手書きの歌詞がオークションにかけられることになった。 オークション会社「サザビーズ」は、全6枚に及ぶ手書きの歌詞を2014年6月24日にオークションにかけると発表した。 「Like a Rolling Stone」は2百万…

ボブ・ディランの絵画 アメリカで初の個展開催

ボブ・ディランが音楽のキャリアと並行して絵を描き続けてきたことは有名である。 ロンドンや東京などのギャラリーではすでに個展が開かれてきたが、母国アメリカでは意外にも今まで一度も開かれてこなかった。 しかしこのたび、2014年5月にはじめてニューヨ…

ルービン・”ハリケーン”・カーター氏 死去

ボブ・ディランが1976年にリリースしたアルバム『欲望(Desire)』。 この一曲目に収録されている「ハリケーン」は、殺人の冤罪で投獄されていたプロ・ボクサー、ルービン・カーターの無実を訴えたプロテストソングである。 (ルービン・”ハリケーン”・カー…

ボブ・ディラン日本公演2日目(Zepp DiverCity) ライブ・レポート

本日(2014年4月1日)、Zepp DiverCityで行われたボブ・ディラン来日公演の第2日目を観てきた。 ※以下ネタバレになるので、ご注意ください。 予定の19:00ちょうどに開始された。オープニングは「Things Have Changed」。毎度のことだが、我々が聴きなれてい…

ボブ・ディラン 4年ぶりの来日公演 今日から開始

ボブ・ディランの4年ぶりの日本公演が、2014年3月31日(月)よりZepp DiverCity(東京)を皮切りにスタートする。 今回の来日公演は1978年の初来日以来、通算7回目。今後約1か月にわたり、ライブハウスでの公演が以下の日程で行われる。 3月31日(月) 東京…

ストーンズからディランへ(2) ボブ・ディラン作、ロニー・ウッド唄の「セヴン・デイズ」を聴く

1992年10月にニューヨークで行われた「ボブ・ディラン 30周年記念コンサート」に出演したザ・ローリング・ストーンズのロニー・ウッドは、この「セヴン・デイズ」を演奏した。 この曲はボブ・ディランが作曲したもので、ロニーは自身のソロ・アルバム『ギミ…

ストーンズからディランへ(1) Like a Rolling Stone (1998年ライブ)

先日の来日公演でファンに文字通りの "Satisfaction" をもたらしてくれたザ・ローリング・ストーンズ。 日本の洋楽ファンにはまたとない感動の体験となったが、同じく今月(2014年3月)末にはボブ・ディランの来日という感動が待っている。 キャリアでいえば…

ボブ・ディラン 30周年記念コンサート 再リリース

ボブ・ディランの30周年記念コンサートが初DVD/ブルーレイ化&CD2枚組でリリースされることが決定した。 開催は1992年10月16日、会場はNYのマジソン・スクエア・ガーデン。当日は18,000人のオーディエンスが会場を埋めた。 かつてビデオとレーザーディスク…

ボブ・ディラン 「Mr. Tambourine Man」について

「Mr. Tambourine Man」は1964年始めに書かれた。他のアーティストたちとアメリカを渡るツアーに参加したディランはニューヨークに戻り、具体的には1964年2月に書き始め、3月から4月にかけて書き終えているようである。これは、その年の春にレコーディングさ…

ボブ・ディラン 「Christmas in the Heart」

「クリスマス・イン・ザ・ハート」はボブ・ディラン初のクリスマス・アルバムである。2009年10月リリース。聖歌や賛美歌に加え、定番のクリスマス・ソングも含まれている。 このアルバムの印税はすべて米国の「Feeding America」、英国の「Crisis」および世…

ボブ・ディラン「Tangled Up in Blue」

「Tangled Up in Blue」は1975年のアルバム「Blood on the Tracks」に収録されたボブ・ディランの曲。シングル・カットされ全米31位を記録した。「ローリング・ストーン」誌の「オールタイム・グレイテスト・ソング500」では68位に選ばれている。 この曲はデ…

ボブ・ディラン「ブートレッグ・シリーズ」第10集 アナザー・セルフ・ポートレイト 2013年9月発売

ボブ・ディランの公式未発表音源集「ブートレッグ・シリーズ」は、オリジナル・アルバムとはまた別に、ディラン・ソングズを堪能できるアイテムだ。 1991年に第1集~第3集がまとめて発表されて以来、オリジナル・アルバムの合間を縫うように続けて発売されて…